残念全社2023

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中国サッカーリーグチャンピオンとして臨んだ全社だったが、福山シティFCはまたしても1回戦敗退(2年連続)。チームとして真の決戦は11月の地域CLであり、いろんな思惑があるのだろうけど…。期待していた分寂しい気持ちではある。SNSでは、関東はやっぱりレベルが高いなあなんて声もあったのだが、翌日にはその関東の数チームも負けがこみ3日目に進むのは1チームになっていた。実力と一発勝負の結果は一致しない。サッカーとはそういう競技。数年前に天皇杯でちょっと勝ち進んだ、地方リーグで優勝したといったプライドは家の棚に飾っておいて、戦場ではチャレンジャーのモードにならなくてはいけない。とはいえ、選手も自分と同じ社会人なわけで、働きながらアスリートとして努力し続ける姿勢には頭が下がる。責める言葉なんてまったくでてこない。

SNSではその他にも、今年順調に昇格できないとクラブとして痛い、もっと戦力に投資すべきだった、というような意見があったのだが、これには疑問を呈したい。JFLJ3でも何年も停滞しているクラブがあり、上がる・残る競争は熾烈苛烈で、歴史、リソースがない福山が勢いで上がれても、力尽きるとしか思えないからだ。福山にある大きな企業たちとはまだ距離があり、今年始まったばかりのアカデミーもまだ福山の中でも一番というわけではない、それが福山シティのリアルだ。上場企業や保護者とも良好な関係を築くため、まず健全な経営を続けることが大前提。そもそもスタジアム要件などは全然整ってないので経済的に強行して上がったとしても数年無駄になる可能性も高いし、その一方で経費は増えるので松江シティの悲劇も他人事ではなくなる。好成績でプレッシャーをかけるというより、他の価値をもっともっと生み出し、街の機運が高まってから話が進むのが理想だと思う。

怪我人がでなかった、自分たちの足りていない部分がわかった、そうポジるしかないのかな。連戦のノウハウが去年から全くたまっていないのが気になるところだけれど、今年の積み重ねてきたものを信じてやるしかない。通用しなかったら出直しだ。