2023年からクラブの発信内容を追いかけて地域CLを見てきたがまさか、3会連続で昇格失敗を見ることになるとは。悔しい。ただ、確信したことがある。
仰るとおりで、もうサラリーマンが、アマチュアが仕事とサッカーを両立しながらその合間を縫って臨む大会ではなくなってきている。そこを改めて感じた。特に決勝ラウンドの3チームは選手のコンディション、身体のキレが違う。
1. 地域リーグでの勝利は誰も約束できない
9地域80クラブが1.5枠を争うこのカテゴリーは圧倒的な実力と運が必要になる。レギュラー&ベンチ入りメンバーまでプロ化、おそらくそこまで揃えてないと確実と言えない。下手したらJ3クラブ正レギュラー、東南アジアの1部でそれなりのプロ待遇オファーが来るぐらいの選手じゃないと地域CLで存在感は出せないんじゃないか。そして福山にそれほどの選手が来るのかという問題。はっきり厳しい。ここでやはり地場のサッカー文化が問われる。代健司と髙田健吾というJリーグを経験した選手達、特に広島市のチームを経由せずにプロを経験した広島県出身者が福山シティFCでプレーすることを選んでくれていることはありがたいがこの母数がもっと大きければ。かつ強豪大学のパイプがもっと太くて福山に来てくれる流れがあったら。やはりこのカテゴリーは関東に搾取される運命なのか。ただ関東だって同レベルのクラブ達とリーグ戦で対戦して、そのうえで1試合あたり勝ち点2を超えるペースじゃなきゃ優勝できないしでカオスすぎる。
2. スタジアムを先に建てるくらいの本気度
それほどの選手層を整えるには多分お金だけじゃ無理だろう。昇格を勝ち取ってトントン拍子でスタジアムを建てる、ではなくて建てたうえで眼の前にリーグ昇格があり、あとは成績だけというところまで行かないと。改めて2023年までに栃木シティがしてきていた準備には恐れ入るし、そこまで到達できていないで昇格だなんだ言っているクラブはちょっと軽い。一方で福山のスタジアムはどうか。福山シティFCはサッカー人による自然発生でできたものではなく、まちづくりを目標として、プロリーグに向けて逆算してできたクラブではある。つまりこの10年はずっとスタジアム建てるための準備期間だった(と思われる)。お金の出どころ、予定地を明かしておらず、構想だけ発信しているので匿名掲示板などでは反感を買っているようだが、これだけ発信している以上、土地の確定以外は最善の準備が進められているのだと信じる。ただ、土地の借り先の自治体の反応がまじわからん。大丈夫ですか市長。市長選のマニフェストでも一貫してスポーツ振興、スポーツ環境整備を約束してるはずですが。あと個人のウェブサイト、ドメイン切れてるけど大丈夫すか。Instagramer でやっていくんすか。

クラブからは民設民営、土地にも微力ながら使用料を払うという福山市にメリットしかないプレゼンをするはずなのでもうかわせないはず…。頼みますよ…。
3.5部(相当)でもおもろい
ソーシャルメディアにて福山シティには足踏みしていて欲しいというありがたい言葉を岡山サポーターから頂いた。わかる。でもね、やっぱり上がれなくてもおもしろいぞ、強がりじゃなく面白くなってきてるぞ地域リーグ。小谷野監督が率いる福山シティ、風間監督率いる南葛SC、本田圭佑のEDO、岡崎慎司のBASARA。他エリアの強豪とは年一回も戦えずレア感もあり、本当に一発勝負なのでW杯感がある。DAZNと契約しなくていいし、YouTube主体なのも個人的にはちょうどいい。このカテゴリーに今後長く居続けるのは裏方は苦しいかもしれない。でもファンはその苦しみに付き合う必要もないかなと思っている。5部は5部で楽しみ方を見つけるのもいい。これからユース上がりの選手が入ってくるとさらに見やすくなるはず。J1、いいプレー見れて、チケット完売で楽しいだろう。でもその裏にはチケット価格高騰、地元の選手のプレイタイム減少、勝利至上主義による治安の悪化のような不都合な真実もある。
正直上がりたかった。ただ、上がらなきゃだめだとプレッシャーかけるには条件がつらすぎる。これは10年、20年覚悟してくじを引き続けるしかないんじゃないか。まずスタジアム。街に応援されるクラブにならなければ。

